会社情報

宮松エスオーシー株式会社は約50年間生コンクリートを製造販売しております。生コンクリートの需要は戦後の日本復興の為、さらには高度経済成長期のインフラ整備の為に、急速に増えていきました。しかしながら、その需要は1990年頃をピークに年々減少し、現在はピーク時の半分ほどになっており、それに伴い工場数も減少の一途をたどっております。また、昨今の少子高齢化や労働者不足の影響を受けて建設現場での生コンクリートの打ち込みも大きく様変わり致しました。生コンクリート製造会社は、これらの波を受けこれから大きく変化していく事と想像しております。

生コンクリートは原材料のそのほとんどが天然資源で限りあるものです。弊社はリサイクルに着目して、コンクリート廃材から生コンクリートの原料になる【石】を回収して再生コンクリートの製造にも着手しています。しかし、再生骨材は自社の製品ではなくリサイクル業者から購入しての生産でした。これでは、輸送することによりCO2を排出してしまいます。また、製造された生コンクリートが何らかの問題で使用できず、余る余剰コンクリートが問題になっています。当社はこの問題を最重要課題として取り組みました。そして、自社の敷地内で、余剰コンクリートを利用して【こんじゃりコン】の製品化に成功。これにより従来の生コンクリートよりCO2排出量を50％減らすことに成功しております。また、こんじゃりコンは2016年ライフサイクル全体で評価する低CO2川崎ブランドの大賞に選ばれました。

時代の変化で生コンクリート製造会社に求められることは変わっていきますが、変化に順応しながら、これからの時代の建造物に携わって、生残りをかけていく所存でございます。これからも、社員とその家族の幸せを追求するとともに、地域社会に協力し、ひいては地球環境を重んじる企業でありたいと考えております。建築会社様、取引先会社様、施主様の【生コン】に対してのご期待に応えれるように努力を続けていく次第であります。

引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

宮松エスオーシー株式会社
代表取締役　村松 悠毅